今春、先輩・上司となる人が心得るべき7つのこと

プログラミング

賛否両論ありますが、今春“プロ”グラマーになる人が、あと1週間ですべき7のことを読んで頂きありがとうございます。少しでも実践して頂いて、新人プログラマーの役にたてば嬉しいです。
今回は、新社会人がはいってくることによって、先輩や上司となる方に向けて心得るべきことを書き出してみます。

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1.師匠となろう

誰かに教えてみれば、自分が本当にわかっているか否かはっきりする
情熱プログラマー 師匠になる(Be a Mentor)

自分が本当の意味で習得しようと思ったことは、それを誰かに教えることが習得への近道です。
何かを知識として知っていることと、その原因および結果を理解していることは別物です。
人に教えてみましょう。丁寧にわかりやすく教えることができたか?思いも知らない質問が帰ってきて、答えることができましたか?
結果として、あなたの知識が、もっとハッキリ、シッカリしたものになるはずです。

2.聞きやすい人になろう

“いつも聞きやすい人” と “いつも聞かれる人” は違います。
いつも聞きやすい人というのは、声をかけやすく、きちんと質問に対する答えを返してくれて、正しき道を示してくれる人のことです。
いつも聞かれる人というのは、特に調べもせずに何でも聞くように新人を育ててしまった、結果的に誤った道に進んでしまったお世話(ケツ拭き)係の先輩のことです。

Portrait of Alfred Bernhard Nobel (1833-1896), Chemist

時に、考えさせること、自主性を育てることも大切。

3.無知をさらけ出そう

新人は数多くの壁にぶち当たるでしょう。その壁に対する質問を師匠に持ってくるかもしれません。ですが、師匠も人間。何もかもを把握している師匠なんてこの世にあり得ないのです。
わからないものはハッキリとわからない。と伝えましょう。でも、それで終わりではありません。あなたが師匠として教えられることはあるはずです。
わからないことに対する調べ方や学び方です。
仮に無人島に新人と師匠が2人だけいたとして、師匠は新人に魚を与え続ければ、生きていくことはできますが、師匠がいなくなれば死んでしまうでしょう。師匠は、魚の釣り方を教えてあげるべきなのです。魚の釣り方を教えてあげれば、2人で魚を釣ることもできるでしょう。師匠が死んでも、新人は生きていくことができるでしょう。
魚の釣り方は、調べ方や学び方なのです。

4.あなたの常識は彼の非常識

新人は文字通りの新しい人だと思ってください。社会の常識やあなたの業界の常識なんて通用しません。わからないものをわかるように丁寧に馬鹿にせず、一人の人間として誠意を持って教えてあげてください。

5.実は会社に試されているのは師匠である

[Exterior of the Coliseum, Rome, Italy] (LOC)

会社は新人が能力やポテンシャルがあるのかを試している一方で、指導役の師匠が新人を育てることができるのか?ということを試していることを忘れないでください。
結果、良き師匠であることは良き社会的地位を確立することにもつながります。

6.視野を広げるお手伝い

新人は知らない世界がいっぱいです。イベントがあれば、一緒に行くか?誘ってあげてください。親睦会があれば、一緒に参加することを奨めてあげてください。尊敬できる人に会えば、紹介してあげてください。
あなたが役に立った本があれば、読み終わったあとでいいので貸してあげてください。有名なブログの記事があれば、教えてあげてください。

7.率先して新人に伝授せよ

先輩や上司が知識やノウハウを溜め込んで、新人には教えず、知識の差による上下関係を構築して、立場を保守していくのは会社や組織にとって、良いことではありません。また、あなたにとっても良いことではありません。
知らないから苦労したことなんてことは、ざらににあるでしょう。あなたがいれば、しなくて済む苦労はさせないためにも、教えてあげてください。新人がつまずかずに、挫折せずに能力を身につけあげられるように助力してください。苦労するべきことやそれに費やす時間はもっと重要なことに使いましょう。


新人は必ず師匠を助ける存在となるはずです。そして、師匠はさらなる上のレベルのことを学んだり機会を得られるはずです。

おまけ:あなたの師匠をさがす

あなたに師匠はいますか?師匠をすぐに捜しましょう。会社にいなければ、コミュニティから探しましょう。
師匠から得たいものを具体的にしておきましょう。そして、直接コミュニケーションをする機会を得ましょう。定期的だとなおさら良いですね。
あなたも学び続ける。師匠への恩返しは、弟子へ。

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