ホームレスには家があるのにホームレス「TOKYO 0円ハウス0円生活」

書評

@phaさんがニートについて本を書くための制作費を募集しているとの情報をどっからか見つけてきて、Facebookのグループに入らせてもらいました@HIROCASTERでございませう。

CAMPFIREで無事に制作費の募集は始まり、予想以上の反響を呼んでいるようです。
今回の本を書くに当たっての参考資料として、本書などを上げられていたため、0円生活ってなんぞ?と思い、本書を読んでみました。

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家があるからホームレスじゃない

本書は、いわゆるホームレスと呼ばれる人達の家や生活をおった本です。ホームレスとはいうけど、これは家だよな?と思える生活住居を保有しており、建築家の著者の視点から家と生活についてインタビューした内容がまとめられている書籍です。

仕事してないわけではない

空き缶拾いをして、お金を稼いでいるホームレスの話などがでてきます。月に5万円も稼げるんですね。
家もあるし、仕事もあるんですね。
でも、この仕事ってすごい辛い仕事。1日に早朝と深夜の2回にわけて空き缶を回収しにいくんですよ。雨の日も雪の日も休まずに。これって、やっぱり大変だよなぁ。と思うけど、働かないとこの人達は酒が飲めないわけで…。だから、やるのかとも思う。

隅田川のホームレスは月に1回家を解体する

隅田川沿いにはブルーシートの家がたくさん並んでいるのですが、月に一度、行政からの立ち退き命令があり、1日だけ清掃するため、家を撤去して、清掃終了後に家を建て直すのだそうだ。
そのため、あそこに住んでいる人達の家は撤去しやすく、立てやすい構造になっている。人1人がサクサクっと、撤去して、サクサクっとくみ上げられるようになっていることに驚きである。
ずーっと、あそこに建ってるだけなんだろうな。と思ってたら違うのである。

ブルーシートハウスは汚部屋女子の家より綺麗

月に1回ほど家を撤去するわけなので、ブルーシートハウスの中は綺麗だし、合理的に生活できる空間が整えられている。著者の手書きの絵で解説されており、写真も挿入されている。


この様な汚部屋より、よっぽど清潔であり、生活できる空間(家)である。

生活は12Vの電気でどうにかなる

車のバッテリーを利用して、テレビや照明、ステレオまで、普通に使って生活しているのである。
この内容を見る限り、確かに最低限の生活であれば12Vの電源でもできるのだなぁ。と確かめさせられる内容である。
phaさんの本が発売されるまで、この本を見て、ニートも参考になる生活を学んでみてはいかがでしょうか。

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