子供の頃からねこ背を指摘されて育ち、ちょっと疲れると腰にくる@HIROCASTERでございませう。
IT業界の方々にはこういった人は結構多いのでは?だから、椅子は重要だよね。というのは、一般的なってきたのかなと感じています。ですが、姿勢も治した方が体にかかる負担は少ないはずです。
ねこ背の治し方は「胸を張って、背筋を伸ばす」という一般常識は無駄だということを本書で知りました。
一般常識だからといって、正しいという保証はありません。保証されているのは、それが「広く共有されている」という事実だけです。
当たり前すぎる認識なので、ほとんどの人が疑いすら持ちません。私もその1人でした。ねこ背を治すための意味の無い努力を、疑いもせず20年間も行ってしまいました。
一般常識は間違っている
ねこ背のなってしまう原因は、決して「ねこ背だから」ではありません。
- 子供の頃に胸を張って、背筋を伸ばすと教えられたことはないですか?
- 先生に定規を背中に入れられるなんてことを経験した人はいませんか?
著者はこれで、ねこ背は治らないと明言しています。ねこ背が楽なのだから、ねこ背になるのだと。
筋トレなんていらない
整骨院に通ったときに、姿勢が維持できないのは背筋を鍛えないと…。といわれたことがあります。
ですが、本書では筋肉を鍛える必要があるのは、よほど筋力が弱っている人(普通に生活ができない?)でない限り必要がないと明言してくれています。
ねこ背にならない立ち方・座り方がある
膝立ちする状態はねこ背にならないので、その状態でねこ背になる場合は筋力が弱っているか、体のどこかに異常があるようです。実際に僕もやってみましたが、膝立ちしてねこ背にはなりませんでした。
コレは膝の大腿骨に乗っている状態らしいです。そこで、立ってる姿勢で大腿骨に乗る方法が、本書に詳しく書かれています。
その通りにやってみると、ねこ背にはならず、かつてないぐらい楽な状態で立っていられるのです。
これはすごい!
僕は子供の頃、学校で校長先生の話を聞くときに、重心をいろいろかえたりしてジッと立ってられなかったので、コレはすごいビックリです。コレだったら、立ってられたのだろう。と思った。
この状態だと、ねこ背の方が辛く、正しい姿勢の方が楽なのです。
座り方についても、本書に詳しく書かれています。
知っているか、知らないか
本書の帯に書かれているとおり、治療・トレーニングは必要ありませんでした。本当に正しい知識を知っているか、知らないかで、ココまで変わるものか!というほど、驚くべき貴重な知識です。
姿勢が良くなると首や肩の負担が減り、キーボード操作も快適になります。
1日中コンピュータに向かっているプログラマは、正しい姿勢を身につけるべきなのかもしれません。
エネルギーは限りあるものですから、体をこわさない程度に成果に向けるべき。