Amazon.comから購入したものはそのままダイレクトにKindoleにくるが、達人出版会から購入した日本語電子書籍であったり、Pragprogで購入した書籍などは自分で管理しなければならない。自炊した書籍も同様だ。
そこで、電子書籍を専門に管理できるソフトウェア「Calibre」を紹介しましょう。
Calibreは電子書籍のファイル管理だけではなく、各種フォーマットへの変換機能も搭載している。Kindleとの連携機能も充実しており、今月日本でも販売される予定?のKindleの為にも準備しておきたい。
特に達人出版会では、PDF形式とepub形式で購入した書籍をダウンロードできる。
KindleでPDF形式は表示できる。epub形式は非対応。試しに「アプリケーションをつくる英語」のPDFを表示させてみるとこんな感じになる。
読めなくはないが、正直言って、文字が小さいので読みにくい。
そこで「Calibre」ですよ。奥さん!
Calibreは音楽ファイルをiTunesで扱える様に電子書籍の管理に特化したソフトウェアである。電子書籍のフォーマット変換もかなりの数に対応している。
先ほどの電子書籍をepub形式のものをKindleで読めるmobi形式に変換する。そうすると、さっきのページが…
こんなに識字しやすくなっている。もちろん、1ページあたりの情報量は落ちて、ページ数が増えているが、こっちの方が断然読書しやすい。「コレは良い!」
フォーマット形式が違うものが混在してもCalibreは1冊の本として管理できるのがエライ!
Kindleユーザーには嬉しい機能
Kindleを持っている人であれば、メールの設定さえしてしまえばCalibreからKindoleにメール経由で電子書籍を送ることが可能だ。Kindleは無線LANで勝手に電子書籍をダウンロードして、読めるようになる。
Android端末やiPhoneと同期する機能もあるので、そういった端末で電子書籍を読んでいるユーザーにも心強い味方になってくれるだろう。
CalibreライブラリデータをDropbox上においておけば、異なる端末でも電子書籍の管理・閲覧が楽になるだろう。