個人的にpha氏という人の生き方に興味を持っていたということもあり、自身が現在ニートといってもよい状況にある@HIROCASTERでございませう。思わず、本書を一気に読んでしまった。
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法 pha |
帯はおちゃらけ社会派ブロガーのきちりん氏である。
働かないで生きれるから勝ち組。ってわけではなくて、いろいろ諦める必要があるものなどが見える。あくまで、1つの生き方であり、誰もが憧れるモノではないという現実をpha氏が見せてくれる1冊である。
常識を疑い諦めることによって得られるモノ
実際僕の生き方にしたって、時間だけは腐るほどあって毎日ゴロゴロと寝て暮らしているけど、お金はあんまりないし、将来のことも全く考えていない。僕はそもそも興味がないのでかまわないけど、ニートだと結婚したり子供を育てたり家を買ったり車を買ったりすることは諦めないといけないだろう。
本書はphaという人の考えや根底にあるものが垣間見える1冊であり、インターネットによって人生を変えられた人間であれば、手にとって欲しいと思う。
インターネットというインフラに支えられている1つの人の生き方が見える。
インターネットを稼ぐためのインフラとしているのではなく、生活していくために重要な1つのインフラとして活用していることがわかる。人との繋がりや生きるために必要な、少ないお金を稼ぐために使っている。
30歳までは自分探しでいい
自分に無理のない生き方を探すためには選択肢は多いほうがよい。だから、生き方に迷っている人はいろんなところに行ってみたりいろんな人に会ってみたりいろんなことを試して見るべきだ。正直、30歳ぐらいまではそういう自分探し期間でいいと思う
著者のpha氏がたどり着いた生き方の形が本書にまとめられているわけだが、自分自身の生き方はこれでいいのか?どういった形が理想なのか、考えた事はあるだろうか。試して見たことはあるだろうか。
そんなことを考えさせられる。
常識を疑うべき
pha氏のように定職につかづに毎日ゴロゴロしたわけではなく、家族も欲しい自分ではあるが、常識を疑うことを現代社会を生き抜くにおいては身につけておいた方が良いのではないかと感じている。
少なからず、決まった時間に通勤して、同じ場所に何時間もいることが生産性や事業利益に重点を置いたときに合理的かどうかは検討すべきだし、1日8時間や週に5日働くことについても検討した方が良い。
優秀な人で、週に3日だけ働きたいなんて人は数多くいるだろうし、雇用単価から考えても、フルタイムでの給与は出せないけど週3日分なら出せるというのは十分に考えられることは企業にとってもメリットである。
効率的な事業利益を生みやすくすると思う。こういった1つの働き方の形をもっと日本は認められるようになるべきだと思っている。
多様化していく社会の中で、働き方や会社の形が多様化していくことが、強みとなる会社が出てくるはずだし、そういう会社って面白いと思うんだよね。面白い人が集まるだろうし。
働かないことで得られるモノを垣間見てはいかがでしょうか。本書の一部がネットで公開されているのでこちらも参考にどうぞ。
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