Raspberry Pi楽しいです!@HIROCASTERでございませう。
Raspberry Piは256MBしかメモリーがないため、メモリーの節約を意識しないといけません。
今回は、メモリーを節約するポイントをお教えします!
CPUが使えるメモリー容量を増やす
組み込まれている256MBのメモリーは、ARMのCPUで利用するメモリーとビデオ出力するためのメモリーを分割して共有しています。
初期設定では、192MBをARMへ、64MBをビデオへ利用する設定になっています。
$ free -h
total used free shared buffers cached
Mem: 183M 60M 122M 0B 13M 30M
-/+ buffers/cache: 17M 166M
Swap: 99M 0B 99M
こんな感じで、183MBのメモリー空間を利用してソフトウェアを起動することになります。
X windowは使う予定はないので、ビデオメモリーを減らしてARMのCPU側で使えるメモリーを増やしたいです。
raspi-configの”memory_split”で割合を変更することができます。240MBをARMにして16MBをビデオに変更しました。設定変更の反映には再起動が必要です。
$ free -h
total used free shared buffers cached
Mem: 231M 47M 184M 0B 7.8M 22M
-/+ buffers/cache: 16M 214M
Swap: 99M 0B 99M
設定を適応すると231MBのメモリー確保できています。使える総メモリー量が増えるので、これは嬉しい。
ttyを減らしてメモリーを節約する
一人で利用する事を前提としたら疑似端末(tty)は6個も必要ないでしょう。
$ ps ax | grep tty
1347 tty1 Ss 0:00 /bin/login --
1348 tty2 Ss+ 0:00 /sbin/getty 38400 tty2
1349 tty3 Ss+ 0:00 /sbin/getty 38400 tty3
1350 tty4 Ss+ 0:00 /sbin/getty 38400 tty4
1351 tty5 Ss+ 0:00 /sbin/getty 38400 tty5
1352 tty6 Ss+ 0:00 /sbin/getty 38400 tty6
/etc/inittab の以下の部分をtty4〜tty6をコメントアウトしてしましましょう。
1:2345:respawn:/sbin/getty --noclear 38400 tty1
2:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty2
3:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty3
#4:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty4
#5:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty5
#6:23:respawn:/sbin/getty 38400 tty6
3つぐらいあれば、大丈夫でしょう。これで、手元の環境で7MBほど節約できました。
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Gareth Halfacree、、Eben Upton |