GWあけてそうそうに、休みボケしている間に高度な情報戦が飛び交っているのを見ていた@HIROCASTERでございませう。でございませう。
ナベツネがあまりにもDeNAやソーシャルゲーム業界が気にくわないので、読売に飛ばし記事を書かせたことが事の発端だとかいう噂も噂としてはおもしろいんですが、ちょっと、言い過ぎなんじゃねーかと思っておりまして、ちょっと今回の情報をまとめておこうかと思います。
事の発端
GWの最中まっただなかの5月5日(土)19時にYOMIURI ONLINEにて、1つのニュースが飛び交ったところから。この影響で対応を迫られたエンジニアは何人いたことか。
コンプガチャは違法懸賞、消費者庁が中止要請へ : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この記事が事の発端
ゲーム会社にこの手法を中止するよう要請し、会社側が応じない場合は、景表法の措置命令を出す方針
と、報道。まぁ、読売だからナベツネのチカラが働いているんじゃないかと噂がでる。
5月7日(月) SNS株ストップ安
GW開けの本日、市場はGREEとDeNA株がストップ安。時価総額で数百億円もの影響。
DeNAとグリー株がストップ安、景品表示法違反との報道-東京市場 – Bloomberg
電話取材でコメントを得たという記事
同庁表示対策課の片桐一幸課長はブルームバーグ・ニュースの電話取材に「コンプガチャは景表法違反の方向で検討している。近く見解を公表する」と述べた。コンプガチャ中止の要請先は未定としている。
課長の実名ありで、報道。他の報道記事と比較すると、信憑性が高いようにも見える。
報道否定記事がでる
同日の夕方に報道否定記事が別なメディアから出てきた。
消費者庁が報道否定――SNSのコンプガチャ問題 – ケータイ Watch
消費者庁が報道を否定したという記事
表示対策課の担当者は、「会見で長官が指示した通り、検討が始まった段階。中止要請や措置命令などは何も決定しておらず、そういった考えもない。事業者名を出したこともない」とする。
となっているが、4月24日(火)に開かれた会見がソースになっているのではないかという風に見える。「報道の件」と指しているのは読売の記事か?掲載したタイミングもどうなんよ…。(マーケット終了後すぐ)
高度な情報戦すぎる…
今回の件は、高度な情報戦すぎて、不安感が先走っている感が否めない。たとえ、ガチャコンプが違法となったとしても、それだけであれば、GREEやDeNAにこれほど影響があるほどのことではないと感じる。売上の半分以上に影響とかいってるのは、ガチャコンプ機能もつくってた人間の経験として、ありえない。といえる。
消費者庁の見解が、本当は何なのかなんて、僕はどうでも良い。GREEもDeNAも法律に関しては厳しくやってるし、金もあるから専門家も使うだろうし、ちゃんと対応するのは確実。がっぽり稼いだ土壌の後始末もきちんとするはず。
ガチャコンプ機能がなくなっても売上の数パーセント以上に間違いなく影響はあるだろうが、企業として提供しているゲームという本質的なモノの価値はかわらないだろう。
そもそも課金を加熱しすぎるような機能への規制なんかは今後出てくるかもしれないが、ゲームや課金そのものを規制はできないだろうし、自分を規制をできない人間を必要以上に保護する必要はあるのかどうか疑問である。
なんというタイミングの決算発表
なんと、明日はGREEの決算発表
5月8日 平成24年6月期 第3四半期決算発表(15時発表予定)
そして、明後日はDeNAの決算発表
2012 年5月9日(水) 15 時以降
ここ数日の動きが注目されます。
余談:子供の頃のガシャポンカプセル
今回の景表法とは全く関係ないのだが、子供の頃にそこらじゅうにあった、100円のガシャポンカプセルは表紙と中身が全然違って、ほしい物なんて、そもそも入ってないから手に入らないのに、お金を出した子供時代を僕は過ごしてきた。
ゲーセンとかにある、明らかにバネ抜かれているだろうというUFOキャッチャーっぽい機械で、PS3とかWiiとかNintendoDSを景品にして、絶対取れないであろう仕様になってるのとか。
お祭りの出店でやってるゲームを景品にしたクジとか…。
世の中には絶対にクリアできない黒い、真っ黒なゲームがあるわけで…。僕らはそれを学んで成長しているわけですよ。
一方、ソーシャルゲームのガチャは、追加投資しまくれば、いつかは欲しい物が出てくるのである。まぁ、金がかかりすぎるという問題はあるが。確率的な話をしてしまえば、ほとんどお金もかからずにコンプできることもあるわけで…。
そんなことを考えると、昔のガシャポンカプセルの方が、阿漕な商売だったんじゃないかと思うわけでして…。
自主規制できなかった上で、金返せってのは、このガシャポンで狙ったモノが出なかったから金返せというようなものなのかとも感じるわけで…。こう感じる方もおられるわけです。
自分名義の携帯電話を渡して子供に100万とか使われて気がつかない馬鹿や、絵合わせに熱くなって親指潰れるまで携帯電話の5を連打した結果250万とかソーシャルゲーム屋に貢いだ阿呆が、鈴なりになって東京地裁で金返せと訴訟をやる姿を思い浮かべると目頭に目薬をさしたくなります。話を聴けば聴くほどこちらが健康になっていく思いがします。
そして、ナベツネがどうのこーのっては、言いがかりにもほどがある気がしなくもない。