眠気に襲われて、ウトウト1〜2時間たつ。なんてありませんか?後悔すると共に、物事が進んでない現実に嫌気がさします。そんな非効率な眠気や睡眠とのつきあいを「1分仮眠法」で改善しましょう。ブルー・マンデー(憂鬱な月曜日)の原因も書かれてます。
坪田聡 |
著者は日本睡眠学会に所属する医師であり、20年以上、睡眠障害を中心に現場での診療、研究を続けている坪田聡氏です。
眠気がくる前に仮眠を取る1分仮眠法
眠気をためてから仮眠を取るのではなく、眠気がきそうだと感じたら仮眠を取ることです。
眠気をためると強烈な眠気となる「睡眠慣性」が発動します。たいていの人はこれに勝てずに、寝てしまったり、ついウトウトしていますのです。コツはこれが発動される前に1分仮眠法を利用して、眠気をためないことです。
1分仮眠法とは?
1分仮眠法を簡単にまとめると
- 座ったままの姿勢で安定する状態になる。机の上につっぷしても良い。横にはならないこと。
- 全身の力を抜く。抜けない場合は一気に力んでから緩めると抜けやすい。
- ゆっくる目を閉じる。(意識はあっても良い。目から脳への情報を遮断して脳を休ませる)
そのまま1分仮眠する。これが1分仮眠法です。この様な方法での仮眠は20分以下の間であれば、良い影響を与えます。30分以上寝てしまうと、夜の睡眠に悪影響です。
眠気をコントロールして日中の質をあげる
仮眠によって、日中の活動状態の質を上げるのが本書の目的です。なおかつ、夜の睡眠の質を上げることにより、起きてる間のパフォーマンスがあがります。ウトウトしてるだけの数時間を節約できるだけでなく、もっと集中力を発揮できるようになるはずです。
夜の睡眠が最も重要
仮眠法を利用すれば、眠気を効率的にコントロールできるようになりますが、最も重要なのはメインである夜の睡眠です。
目のまわりを40度ぐらいのタオルなどで10分程度温めると寝付きがよくなるという研究データもあります。
確かにその通りなんです。私もあずきのチカラを使うと、一瞬で寝ている経験が何度もあります。使い捨てではないので、気軽に毎日利用できるので、お気に入りのアイテムの1つです。
あずきのチカラ |
高評価のサプリメント
睡眠の質を高めるためにサプリメントの利用も紹介されています。その中の1つに「グリシン」というサプリメントが紹介されています。このグリシンがamazonで、かなりの高評価でビックリしました!
ファイン |
グリシンは手足の血管を広げて血流をよくする効果があるそうです。これにより、手足から体温が下がることにより、一気に寝付きがよくなる事がキッカケにより、睡眠の質が向上しているのではないかとのことです。
私も確かに寝つきは良くなる気がします。同様のレビューや寝起きが良くなったというレビューが多いので、試して見てはいかがでしょうか?
眠気をコントロール = 集中力
朝7時に起きると、夜の21時から23時に高確率で、強烈な眠気に襲われます。この時間にやりたいことがあっても、何もできずに1時間以上、ソファーでウトウトしているという経験が何度もありました。
1分仮眠法を利用すると共に仮眠を意識的に取るようになってからは、あくびをしてしまうぐらいの眠気はくるときはありますが、以前のように何もできずにウトウトするようなことはなくなりました。
この時間に1時間以上ウトウト寝ないことによって、26時になっても寝付けないなど、夜の睡眠の影響も減ったこともあり、質は向上してきた気がしています。
本書では具体的に1日の仮眠の使い方や1週間の睡眠について述べているので、ウトウトしてしまって、効率を上げたいんだけど、目の前のことが進んでない経験がある人は手に取ってみてはいかがでしょうか?
徹夜についてなども捕捉しているため、受験勉強や夜勤など、睡眠を削らなければいけない人がどうやって睡眠と付き合って行けば良いのか参考になる情報が盛り込まれています。
坪田聡 |
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