どこもかしこも無線LANがあたりまえになって、スーマートフォンやゲーム機でさえ無線LANを利用している今日この頃です。数百GBものデータをやりとりしなければ、有線LANはもう過去の時代となりました。
ですが、これだけ普及するとお隣さんのアクセスポイントからの電波が干渉して、無線LAN本来の性能を発揮できないことがあります。
どこかの会社も、せっかく無線LANが配備されているのにブチブチ切れるということが起きているのではないでしょうか。そんなときは一度、無線LANの電波が干渉していないか調べてみてください。
僕は新居に引っ越してから、iMacのリンクレートが以前のマンションでは300Mbpsだったのに対して、270Mbpsぐらいになっていて、「あれ?」となっていました。
よくよく調べてみると、近所のアクセスポイントとチャンネルが干渉しているようでした。チャンネルを変更して無事に300Mbpsでリンクしました。
チャンネルが干渉すると?
無線LANのさまざまなアクセスポイントが干渉すると無線がブチブチきれたり、最悪つながらないという症状が跡を絶ちません。転送速度が急に遅くなったりすることもあります。
まずは、ご近所のアクセスポイントがどのチャンネルを利用しているのか調べるところかスタートです。
使用しているチャンネルを調べる
Macには最初から無線LANの使用しているチャンネルを調べるツールが付属しています。ターミナルを立ち上げて以下のコマンドを実行してみてください。
$ cd /System/Library/PrivateFrameworks/Apple80211.framework/
$ Versions/A/Resources/airport -s
実行結果
「CHANNEL」に表示されているのがアクセスポイントが利用しているチャンネルです。
Windowsをご利用の方は以下の記事が参考になると思います。
あいているチャンネルをアクセスポイントに設定する
このチャンネルがどういった具合に干渉しているかを把握するには無線LANのチャンネルとはどんな意味?:トラブル解決お答えしますで掲載されている図がわかりやすかったので引用します。
1〜14チャンネルがいわゆるb/g規格、36〜64チャンネルがnやaを利用したチャンネルです。無線LANのアクセスポイントで設定できるチャンネルが制限されているので、どのチャンネルが利用できるかはご利用の機器の設定画面をご覧ください。
基本的には他のアクセスポイントと縦軸が重ならないチャンネルを自分のアクセスポイントに設定すればOKです。
それでは、快適で高速な無線LANライフを!