勉強会やイベントは無料?有料?お金は個人から?企業から?

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photo by Mukumbura

月に1回、30人ぐらいで初心者から上級者まで集まってプログラミングして、師弟関係が築けるような活動が無料で参加できる。

そんなことをしたいと考えている@HIROCASTERでございませう。

勉強会やイベントにまつわるお金の話を考えてみたので、文句や賛同、新たな意見が欲しいです。

ということを考えながら出てきた話でもあり、各コミュニティの幹部などからもあがる話題でもある。

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無料の参加費

無料であれば、定期的な収入の無い学生が学ぶための良い機会を提供できるだろうし、こういったイベント参加に慣れていない人も気軽に参加しやすいだろう。

だが、気軽すぎるが故に当日キャンセル等も発生し、ある程度の人数を前提にしているイベントは成立しなくなるのであろう。

継続性の問題

テスト駆動開発を一から学ぶようなイベントである「TDD Boot Camp」やアジャイルソフトウェア開発のScrumを一から学ぶ「Scrum Boot Camp」などを例にとって考えてみる。

知識ゼロの時点から、一定量の役に立つ為の知識を得るためのイベントである。講演者からすれば、毎回多少の違いはあれど、同じ内容を何度も講演する形になる。

僕が目指す形は、前回の参加者が次回の主催者になってくれることである。だが、実際問題この様なケースはまれである。

主催するにしても、ファシリテータとしてのスキルや会場を確保するためのコネが必要である。

実際の所は主催者は固定されてくるのである。

モチベーションの問題

正直、上記のようなイベントは主催者が何度も同じ基本をやるだけなので、休日の1日を利用してやるのは気が進まないケースがあるはずだ。

家族との大切な時間や自分の貴重な時間を割いているのである。

せめてもの救いに、多額の費用ではないが、拘束時間の対価として金銭を払う事は良いことなのではないだろうか。

値段

では、いくら払えば適正なのだろうか?というのが難しい問題である。1,000〜3,000円であれば、個人では払いやすいのではないだろうか?

どうせ、昼食やドリンクで1,000円以上はその日は使うのである。さらに懇親会に参加したら追加で4,000円ぐらいである。

だが、参加費10,000円を超えるとなると個人ではだいぶハードルが上がるのではないだろうか?むしろ、それを払ってくるのであれば、それなりに気合いの入っている人であることは確かである。

実費や経費や原価

ここで、イベントにかかるはずのお金を考えてみる。

会場費用

会場を借りたらダイレクトにお金がかかる。企業に会場を提供してもらえば、安価ではあるが、実際は電気代等がかかっていることになる。

文房具等

KPTに付箋やペンを利用したり、ワールドカフェをすると、文房具が必要になる。

Agile渋谷では、会場提供企業が付箋やペンを提供してくれることがある。

KPTなどをホワイトボードに書いてやるよりも、付箋に書いてテーブルで話し合ってからまとめる方がより良い意見が出やすい傾向にあると感じているから、これは非常に嬉しい。

本当はワールドカフェがしたいのだが、机の上に拡げるようなサイズの紙は各企業にあるわけではない。ワールドカフェをやることがイベントの目的ではないし、無料のイベントなので、おこなっていない。

主催者や発表者の知識

これの値段を付けるのは難しいですね。

拘束時間

主催者はファシリテータの拘束時間の原価など。

費用対効果

結局の所、参加者の費用対効果が高いと思うことは比較的重要である。

寄付という新たな提案

色々と値段の付け方が難しいので、継続するイベントやコミュニティは寄付できる体制を構築してみてはどうだろうか。

例えば僕が考えたのは、イベントを実施して、家に帰って有益な機会ととらえることが出来たら主催者コミュニティにamazonギフトカード(メール)で自分が値段を決めて送るのである。もちろん、送らなくても良い。

誰にも値段がわからない形で寄付することによって、参加者目線での対価が決まるだろうし、主催者側も有益なイベントにしようという意欲が働くかもしれない。

貯金箱を持ち込んで寄付を募ったら、最初に1,000円入れる人が出始めると、みんな1,000円払わなければならないという心理や行動が働いてしまうだろう。これは良くない。

得た対価は、次回以降の開催の文房具などに使えるだろう。必要であれば教材購入にも使っても良い。

主催、発表者などに若干の謝礼が出ても良いのかもしれない、それによって、新たな発表者が出てきたり、有益な情報が得られたりする可能性は高まる。

お金の話

コミュニティが企業からお金を募ると、お金の支払いや領収書等の管理をきっちりしなければならない問題が発生する。これはこれで、コミュニティにとってはコストである。

考える社会運動

個人が自分へ投資することは、勉強会へ参加することだったり、少額のお金を出すことはあたりまえになってきている。

一方、企業が社会貢献するという意味でコミュニティを金銭的に支えるような事がもっとあたりまえになっていくと、より良い活動が増えていき、業界全体がもっと良い方向へ向かっていくのではないだろうかと考える。

Coderetreat に関していえば、今回の呼びかけでスポンサードに声を上げてくださったのは3社である。今後3回の開催はできるだろう。

1回あたり2万円なので、あと9社が東京で名乗りをあげたとしよう。

1回に20人は参加するので、240人ものプログラマーのスキルが向上するのである。

1年間に2〜5万円だったら出しても良い企業が都内に10〜30社ぐらいに増えることが、今のアジャイルに集まる関心であったり、ITにまつわる人のベースとなる能力やスキルがもっと、もっと向上する機会が増えるのだろうと考えた。

そもそものお金の出所を大企業と個人だけじゃなく、みんなの働いている企業から少し出てきてIT産業をもっと良くする活動に回らないかなぁと。

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コミュニティ・オブ・プラクティス―ナレッジ社会の新たな知識形態の実践 (Harvard Business School Press)

エティエンヌ・ウェンガー、リチャード・マクダーモット、ウィリアム・M・スナイダー、櫻井 祐子、野中 郁次郎、野村 恭彦

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アート・オブ・コミュニティ ―「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには (Theory in practice)

Jono Bacon、渋川 よしき

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