サービス残業問題を解決するために必要な事は…
生産性を効率化する
徹底的に無理、無駄を省き、集中して効率化し、生産性を高める必要がある。
経費を減らして、利益を増やす
サービス残業が常習化している会社は、本来かかるべきの経費に対して利益を生めていないので、ビジネス自体が破綻しているも同然である。
そもそも、ビジネスの形やプロセスを大きく換えて、利益を効率的に生む必要がある。
どうやったらコレができるのか?
こんな問題をサクッと解決してくれるような銀の弾丸は存在しない。
経営者の視点
従業員は文句は言うけど、同じ給料でいっぱい働いてくれるなら好都合なのである。
会社のビジネスに本来かかるはずの経費に対して、十分な利益を生んでいないという現実を受け入れず、甘んじている。もしくは利益を従業員に与える気がない。
これは従業員に報いているだろうか?経営者としての能力が無いのではないか?
従業員は換えがきく
経営者の視点から見れば、従業員は替えがきく。
たいていの人が明日辞めたってビジネスに対する支障は“ほぼ”無いに等しい。
実際に、貯まっている有給を明日から全部、消化してみればよい。
きっと、会社は生き残る。
こういう会社があったら…
たとえば、今の会社がこういう会社になったとして考えてほしい。
- 売上、利益、経費は、すべて従業員に公開される
- 自分のチームが生んでいる利益まではわかる(一人一人の給与もわかったほうがいいかな?)
- 希望の給与額と条件を明確に伝え、四半期ごとに給料は自分で決める
今のあなたは、自分が出している利益を考慮した上で、適正な給与額を決められますか?
いくらでもいいよ。欲しい給料の数字を書いて。と、いわれたときに悩む人、多くありませんか?
給与を上げても、下げても良い。週に5日勤務しなくても良い。
週に3日しか勤務しない代わりに給料を下げても良い。
柔軟な働き方が考えられる。
やる仕事、改善すべき事、改革すべき事、時間、報酬、やりがい、満足感、想像できますか?
あなたが人生で使う時間で、生み出す価値と見合う報酬を具体的に想像してください。
社畜に必要なのは仕事に対するオーナーシップ
仕事を考え、創造し、行動して、給与まで自分で決めれば、会社と人とビジネスは大きく変わります。
賛同できずに転職することもあるでしょう。
会社の仕事のオーナーになるのではなく、あなたの人生の一部である“仕事”のオーナーになろう。
サービス残業が原因で経営破綻する危機感が必要
あなたの仕事のオーナーは、あなただ。
あなたや、まわりの人が仕事を変えられないような環境の会社はさっさと辞めてしまおう。
あなたの会社ではない。そんなことに何年も付き合ってられるほど、人生は長くはない。
そして、次々と人が去って、企業存続の危機に陥る。
その時に初めて、きっと経営者は考え直すだろう。
だが、そこから会社を建て直せるかどうかは、話が別である。