情報の基礎理論(数学)の解説はとても丁寧な印象を受けた。数学が苦手な人でも、じっくり取り組めば理解できるのではないだろうか。だが、高度になればなるほど、数学を勉強してきたかということが問われる。
オブジェクト指向について掲載されている内容だと不十分であり、過去問ですら解けない。他の書籍を参考する必要がある。また、秋期に出題されたエンタープライズアーキテクチャーについては、教科書にすら掲載されていない。
セキュリティ、システム開発技術分野においては本書での学習だけで十分に試験に挑めるであろう。
市販されている応用情報技術者の教科書では、網羅範囲が比較的的確である。約700ページととても重いため、持ち歩きがしにくい。よって、章ごとに切り離して持ち歩いた。
全体的に解説が丁寧につくられていることもあり、多くのことを学ぶことができた。