イテレーションが中断される原因への対策は?

アジャイル

スケジュールを立てるということについて、真剣におこなっているのかということに心当たりがあったので。

で、Scrumでのスプリント(イテレーション)が中断されることについて、書かれていたので、経験的なことを書いてみる。

コーチによって、いろいろと意見が分かれるところであるので、一つの意見として参考にして頂ければ幸いです。

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イテレーション計画の余裕について

イテレーションでこなせるタスクをギリギリの量で計画は絶対にしないこと。開発者にある程度の余裕があって、終了を迎える程度にする。

具体的には、1週間から2週間のイテレーションだと、1日ぐらいの余裕は必要であると考えている。

余裕を与えすぎると働かないのでは?効率が悪い?

自己組織化したチームは、イテレーション内にやるべきことが終わってしまえば、自主的にソフトウェアの改善に勤めたり、次のイテレーションに設定されるであろうタスクに取りかかる。大抵の場合は、技術的負債などの改善に取りかかるか、リファクタリング、割り込みの対応をする。

仮にあなたが経営者だとして、余裕を与えすぎるとこのチームは生産せずにダラダラとやりすごす。と思っているのであれば、あなたがチームを信頼していないことが原因か、チームビルディングが失敗しているのである。そんなチームは焦らせたって、高い品質のソフトウェアをつくることはできない。嘘とかりそめで築き上げられた、砂の城の様なソフトウェアができるだけである。

精神的圧力をかけることによって、スケジュールを圧縮するということは、材料など手を抜いたマンションを建てるようなものである。あなたが欲しいのは、いつ壊れてもおかしくないマンションか。普通に住めるマンションか?

生産ラインを止めるような致命的なバグをつくるな

基本的な考え方としては、生産ラインを止めてまで割り込みとなるようなバグをそもそも生産しないこと。

常に品質の高いソフトウェアをインクリメンタルにつくることが大切なのである。

適当につくって、数イテレーション前につくったところの不具合を直す必要があるというのは、インクリメンタルではない。

地雷原を歩くような気持ちで未来を見ろ

インクリメンタルにつくるためには、ビジネス的な、経営の干渉や市場の変化などで割り込みを最小限に抑える必要がある。

計画の時点で、そのときに見込まれることを本気を出して、未来を感じて、計画を立てることが必要である。

むしろ、これができていないステークホルダーやコロコロ意見を変えるプロダクトオーナーが悪の元凶であることもしばしばある。

顧客を巻き込むというアジャイルの考えは、このプロダクトオーナーを本気にさせることも意味している。

仮に地雷原を歩くのであれば、行き先を慎重に考えるでしょう。状況を観察するでしょう。あなたのプロダクトオーナーは、地雷原を歩くように慎重に未来に歩くための道を考えてますか?それほど重要なことを考えていることを理解しているだろうか。

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