まさかIPAがこういった資料を出してくるとは、思ってもいなかった@HIROCASTERでございませう。
非ウォーターフォール型開発の普及要因と適用領域の拡大に関する調査」調査報告書[6.63MB]
調査対象が50名以上関わっているプロジェクトがほとんどなのが気になる…。が、何か役立つものがあるでしょう。
なぜ、アジャイルを導入して、どうなったのかをプロジェクトごとに簡潔にまとめられている。
これからアジャイルソフトウェア開発をやってみようと思っている会社は、導入すると、どうなるのか想像できるのではないだろうか。
アジャイルがあわない人もいることを理解する
アジャイル型開発の方法に合わない人はチームから離れてもらい、他の メンバーがチームに新しく参画する。そのことによって、チームとしてパフォーマンスを最 大限に上げることを目指す事例が5つの事例で発見された。
39%が人を入れ替えて、8%が疲れるとな。「疲れる」って…。
アナログツールを使う
取り組んでいるタスクや、抱えている課題について、現在の状態を見 える状態にするため、大きなボードを用意し、そこで現在のタスクや課題がわかるように付 箋紙やカードを貼付ける(タスクボード)。関わっているタスクや課題が書かれた付箋紙や カードを、自ら移動させることによって、最新の情報を維持し同時に回りに視覚で伝える。 その結果、プロジェクトの管理者やリーダーだけでなく、チーム全員が、自分達のチームの 状況を一目で把握できる。そのため、適切な判断がとれて管理の手間を削減できる。 今回の事例では5事例がタスクボードを利用していると回答した。
5社の具体的な例が掲載されている。物をどかしてホワイトボードを設置したり、アナログツールからやる事例が多い。僕自身もアナログツールをオススメする。
パイロット導入
全社をいっきにアジャイル化仕様とすると、大爆発する。よって、試験的にアジャイル開発をおこなうチームを設立するケース。
組織、あるいは特定のプロジェクトにアジャイル型開発を展開した い場合には、最初に小規模なプロジェクトで試してみて、効果や勘所を掴むという事例が6 割以上であった。
パイロット導入して、成功したり失敗したアジャイル開発の体験談をみんなで書いて本にしませんか?も引き続き、募集しています。