2012年も半分が終了しました@HIROCASTERでございませう。
上半期も名著と呼ばれる事になりそうな素晴らしい書籍が数々発売されました。
その中から特にプログラマだったら読んでおきたい11選をご紹介します。
特に、ねこ背とリーダブルコードについては、感激でした。
希望する書籍をプレゼントする企画も最後にありますので、ぜひ、ご応募ください。
ねこ背は治る!
小池 義孝、さわたり しげお |
このブログを読んでいる、あなた、ねこ背になっていませんか?
「胸を張って背筋を伸ばす」というのは、ねこ背を治す方法として無意味です。腹筋や背筋などの姿勢を支える筋力が足りないからというのも間違っています。
ねこ背にならない立ち方、座り方というのがあるのです。それを知らないのが一番の原因です。
詳しくは「一般人の常識を覆す“ねこ背”の治し方がここにある「ねこ背は治る!」 」にて、衝撃を受けたポイントを書いています。
ねこ背に悩んでいるあなたに、ぜひ手にとって頂きたい1冊です。
リーダブルコード
リーダブルコード ―より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック (Theory in practice) Dustin Boswell、Trevor Foucher、角 征典 |
ハッカーは読むな。必要ない。
良いコードを書くために悩み、ミスもする普通のプログラマに読んで欲しい。
発売1週目で増刷が決定するほど、上半期に圧倒的な注目をされた書籍です。私も一押しです。
デザインパターンよりも、こっちの方が毎日使う知識なのです。
良いコードとは人間が最短で理解できるように書かれたコードである。だから、忘れても良いコードを書こう。そんなコードの書き方を教えてくれる。
こちらに書評がありますので「普通のプログラマへ良いコードを書く方法を教える!リーダブルコード 」参考にどうぞ。
Clean Coder プロフェッショナルプログラマへの道
Robert C. Martin、角征典 |
上のリーダブルコードを翻訳された角さんがこちらの書籍も翻訳されています。コードは一切出てこない読み物の書籍なので気軽に読みやすい。ですが、心を貫かれる様な内容が書かれています。
Amazonで在庫が無い時期が続いていたのですが、最近やっと手に入るようになりつつある模様。
コードを書くプロとして、本書に書かれている内容は肝に銘じておきたい。
プロとしての必要な知識、姿勢、規律など、学びましょう。
書評はこちら「プロのプログラマになるための必読書「Clean Coder」 」
リーン・スタートアップ
リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす エリック・リース、伊藤 穣一(MITメディアラボ所長)、井口 耕二 |
ここ数年、伸びている企業はリーン・スタートアップの考え方を実践しているといっても過言では無い。
特にWEB開発に関わる人々にとっては、リーン・スタートアップの考え方は、今後、必須である。
WEBサービスのビジネスはこのアプローチに変わっていくだろう。
プログラマはビジネスで成功するソフトウェアをつくる為の知識を学ぶべきである。
著者のエリック・リース氏は起業家でもあるが、元々はITエンジニアである。ウェブオペレーション ―サイト運用管理の実践テクニックの執筆にも携わっている。
Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門
Webエンジニアのための データベース技術[実践]入門 (Software Design plus) 松信 嘉範 |
日本を代表するDBAである松信氏の松信無双である。
データベース技術を体系的に解説し、本質面での理解ができるように書いてある。
DBは様々なサービスやシステムで重要な技術である。プログラマも肌で感じているだろう。
だが、その重要な技術を体系的に学ぶ機会がないのは事実である。
何気なく使っているトランザクションがどういった技術であるのか?何気なく発行しているSQLがどのように動いているのかプログラマは学んでおくべきだろう。
本書はそういった貴重な機会を提供してくれる絶好の資料である。
Mobageを支える技術
Mobageを支える技術 ~ソーシャルゲームの舞台裏~ (WEB+DB PRESS plus) DeNA |
今さらFastCGIですかぁー。とか思う面もありつつも、実際に携帯電話のトラフィック10%以上流すほどのトラフィックを支えているプラットホームで、今もなお使われているわけでです。
そこで培われたノウハウというのも貴重なものでアリ、惜しげもなく披露してくれている本書はさらに貴重。
ソーシャルメディアで注目されたら一気にアクセスが集中するこの時代にWEB開発者は読んでおきたい内容が満載です。
細かい内容については、このあたりも参考に。「大規模Webアプリのノウハウが濃縮「Mobageを支える技術」 」
すごいHaskellたのしく学ぼう!
Miran Lipovaa、田中 英行、村主 崇行 |
純粋関数型言語といわれるHaskellを楽しく教えてくれる書籍が登場しました。
内容はHaskellだから難しい所はあるけど、楽しく感じるように書かれているから読み進めていける。
そこがすごい!H本すごい!!
効率的なWebアプリケーションの作り方
効率的なWebアプリケーションの作り方 ~PHPによるモダン開発入門 小川 雄大 |
PHPのフルスタックフレームワークであるSymfony2をベースとして、モダンなアプリケーション開発方法を全般的に押さえています。
レガシーPHP、リファクタリング、デザインパターン、MVCフレームワークの基本、Unitテスト、機能テスト、Gitによるバージョン管理、イテレーションについてなど、WEB開発の最前線ではあたり前におこなわれている内容を一通り網羅しています。
WEB開発に携わっているのであれば、書かれている内容を一通り押さえておかないと痛い目にあることでしょう。
Pythonプロフェッショナルプログラミング
ビープラウド |
Pythonを使ってチーム開発をするときに、どのように環境を構築していくのかについて書かれている。
Python周辺の文化やツールを中心として、継続的インテグレーション、デプロイの自動化、自動テスト、Sphinxをつかったドキュメント作成について、触れられています。
特にSphinxに触れている貴重な書籍という印象です。Pythonの会社が書いた書籍なので、納得できる内容に仕上がっています。Pythonをテクノロジーのベースとして考えている組織にはうってつけの書籍です。
Emacs実践入門
Emacs実践入門 ~思考を直感的にコード化し、開発を加速する (WEB+DB PRESS plus) 大竹 智也 |
Rubyの生みの親である、まつもとゆきひろ氏はEmacsによってどのように人生が変わったのかプレゼンテーションをしています。本書のまえがきもまつもとゆきひろ氏が書かれています。
Emacsはプログラマのためのエディタです。よって、使いこなせずに挫折した人も多くいます。ですが、本書はあの小難しいエディタを使いこなすべく丁寧に書かれています。
きっと、あなたのプログラマとしての人生を変えてくれるキッカケとなることでしょう。
書評はこちら「入門したい人も挫折した人も、読むべき『Emacs実践入門』 」
継続的デリバリー
継続的デリバリー 信頼できるソフトウェアリリースのためのビルド・テスト・デプロイメントの自動化 David Farley、Jez Humble、和智 右桂、高木 正弘 |
帯に書いてある「いつまで手動でデプロイしているんですか?」全く、その通りである。
手動でデプロイしてる人は読んでください。
そして、手動でデプロイしている時間をもっと大切な事に使えるプログラマになりましょう。
厳選書籍まであと一歩
惜しくも今回の最終選考に残りつつも、あえて選ばなかった書籍をちょっと紹介。
川中真耶、杵渕朋彦、椎名俊輔 |
ステートフルJavaScript ―MVCアーキテクチャに基づくWebアプリケーションの状態管理 Alex MacCaw、牧野 聡 |
ピーター・シムズ、滑川 海彦、高橋 信夫 |
ソフトウェアの世界でキャリアを築く Making it Big in Software サム ライトストーン、吉平 健治 |
WEB+DB PRESS編集部 |
読者プレゼント
抽選で3名の方に、今回紹介した書籍で希望する書籍をプレゼントします。
応募方法
応募方法は3種類あります。3つとも応募すれば、当選確率は3倍になります。
応募期間は7月23日(月)AM2:59まで。
方法1
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方法2
「○○が欲しい。なぜなら××だから。」という
- 欲しい書籍名
- 簡単な理由
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方法3
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当選連絡
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