スーパーエンジニア達の習慣が大人気だったので、自戒の意も込めて、反面教師として成長しないエンジニアの悪習慣について僕の経験と視点からまとめてみる。
業務時間外での学びがない
- プロ野球選手は日々練習をして、試合という本番で勝敗の結果を出して評価される
これをエンジニアに置き換えると、どこかで練習をして、仕事という試合をして、ソフトウェアという勝敗の結果をつくりだす。プロ野球選手が試合を練習だと思って取り組んでいたら、結果を出せるのだろうか?
業務外で練習をして、本番で良い結果を出せるように努力しよう。練習大事!!
時間をかければよいものができると信じている
いくら時間をかけたって、バグのないエレガントなコードのソフトウェアはできない。効率的に仕様を満たしていくことが求められている。むしろ、時間をかけるべき所は上記で指している練習!!
参考:集中力を発揮して、生産性を高めるために知っておくべきこと!
努力することが目標になっている
徹夜したって、深夜残業したって、動かなければただの文字列。全く持って意味のないデータの塊である。定時に帰って、すばらしいものではないけど、それなりに動いているものの方がまだ価値がある。
自動化できることを自動化しない
毎回毎回、1日に何回も同じコマンドを打って、ブラウザやソフトウェアで確認している。自動化できることを自動化せずに必要以上に繰り返して時間を無駄にする。
確認することが目的ではない。機能を実装することが本来の目的だ。
参考:達人プログラマーに学ぶ どこでも自動化
自信がないから聞けない、恥ずかしい
いろいろなことがわからない。周りのみんなはすごい。恥ずかしいから聞けない。Googleで検索した結果でなんとなくやってみる。でも、結局やるべきことができてない。
誰もがスーパープログラマーじゃない。知らないことはあるものだ。まずはそれを認め、成長するためには恥ずかしからず聞くこと。頼りにすることだ。
いつか、自分も頼りにされるようになったときは率先して知識を提供すること。協力しあって切磋琢磨する。
睡眠を犠牲にする
忙しいからといって睡眠不足になると、極端に集中力の低下を招きます。そんな状況下でコードを書くと、バグを実装しているようなものです。十分な睡眠は犠牲にすべきものではありません。
参考:朝型人間になるためにやるべき睡眠時間マネジメント入門
食事を抜く、おざなりにする
朝食、昼食、夕食を熱中しすぎて抜いてしまう。ブドウ糖は蓄えておくことができません。定期的に栄養を取らないと脳がエネルギー不足となって、生産性の低下を招きます。凡ミスが多くなってくる。
きりの良いところで必ず食事をとること。食事の間隔があきすぎることがないように注意する。
生産性のないことに2〜3時間熱くなる
落ちついてコードを読み、設定を直せばすぐに解決するバグを、憶測で○○が悪いのかな?とあれもこれもと手を出すうちに2,3時間を費やしてしまい疲弊してしまう。
感情を抑え、物事を論理的に考える落ち着きを取り戻そう。
何を完了したら仕事が終わりなのかを理解していない
コードを書けば仕事は終わりですか?QAやテストやドキュメントなどはいりませんか?誰に承認をえるのですか?これら、仕事として必要なことに注意を向けずに仕事を終わったと思ってしまう。本当に足りないことはありませんか?
集団思考
周りが同意できそうなこと以外を考えないようにしてしまうこと。周りの人間かどうだろうが、正しいことは正しいと認識して実施できるように訴えなければ、イノベーションは起きない。また、その環境から秀でた能力は生まれない。
急に強烈に眠くなったが頑張る!!
急に眠気に襲われることがありますね。仕事中だから寝てはいけないと思って、コックリコックリ仕事をして1時間経過。結局何も進んでないというのは良くある話。
10分寝るなり、体を動かすなり、コードを書く前に眠気を払うことに集中するべき。残りの50分でいつもの生産性を取り戻す。
ドキュメントを読まない
- ドキュメントをしっかり読まない
- 意味のわからないオプションが複数ある
- わからないけどなんとなくつかっている。
まず、理解するとこから。活用はそれから。
ツールを十分に活用できていない
周りの人間がこのツールを使っているから使った。という理由でツールを使っているが、一部の機能しか使ったことがない。
- 他にどういった機能があり活用できるのか?
- ショートカットはどうするのか?
- さらにすぐれたツールに変えることはできないのか?
ツールを理解するための時間をとって、ツールを十分に使いこなそう。
記録を取らない
今やったこと、新たに経験したことを記録に残さない。あとから読み返さない。ちょっと前にコレやったなー。と思いながらも毎回調べながら、時間をかけてやっている。
WikiやBlogなんでもいい。見直しやすいものに記録を残そう。本来やるべきことは思い返すことではない。