プログラマのためのサバイバルマニュアルは、あなたを理想に導く書籍

プログラミング

ソフトウェア産業というサバイバルを生きている@HIROCASTERでございませう。

原著を読んでいるので、日本語訳でどうなるのか気になったけど、やっぱりオススメできる書籍だった。

プログラマのためのサバイバルマニュアル

プログラマのためのサバイバルマニュアル

Josh Carter、長尾 高弘

プログラマが知るべき97のことはエッセイとして、憧れるプログラマの姿勢を考えを示してくれることによって、意識高くなれる書籍だが、本書は読者を導くことに焦点を置いた書籍である。

あなたに、あるべき姿や理想を示すだけではなく、そこに近づく為に、どうしたら良いのかを導いて、教えてくれる書籍だ。

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「プログラマのためのサバイバルマニュアル」の特徴

本書は会社に雇われるサラリーマンプログラマーとして、ソフトウェア産業で生き抜いていくためのサバイバルマニュアルである。

プログラマーとしての業務が

  • 1年生は白帯
  • 2〜4年生は茶帯
  • 5年以上は黒帯

と33個のTipsにマークがされているため、自分の今の立場に応じたTipsを選ぶことができる。

第1章では、コードの品質を上げることについて、話題を絞って書かれている。読者が明日から使える内容が凝縮されている。

一方、セキュリティなどを考慮したプログラミングなどを話題としては取り扱わない。と取り扱わない話題について、明記されているのが素晴らしい。

サバイバルを生き抜くためのツール

プログラマとして、ツールをどう考えるべきか?

優れたプログラマはツールに情熱を注ぎ込んでいる。優れたプログラマは優れたツールの力で生産性を倍増させることができる。高いスキルを持ち、ちょっと労力を惜しまなければ出力を何倍にも上げられるのに、それを利用しないなら、ちょっと頭がおかしいということになるだろう。

ここで指しているツールとは、エディタ、 コンパイラ、デバッガ、プロファイラに始まり、IDEやパッケージ管理システムやバージョン管理システムなど、さまざまな事を取り上げている。確かにプログラマとして日常的に使うものであり、個人的には、こういったツールなしには今ではプログラミングできないとさえ感じる。

すごいギターを持っているからと言ってそのギタリストが偉大だというわけではないのと同じように、結構なツールを持っているからと言ってプログラマが偉大になるわけではない。

そうなのだ!こういったツールをつかって、他のプログラマより何倍も生産性が高いことができても、別に自分が偉大なわけではないのである。

なぜ、そのツールを使うのか。あなたの何を助けてくれるのか?仕事で、どんなシーンに活躍するのか?本書は具体的で、今すぐ習得したくなるはずだ。きっと、あなたの意識(モチベーション)を高くしてくれる。

人間関係、例えばメンターについて

サラリーマンとして会社で過ごすには、人間関係は切っても切れない問題ではないだろうか?

メンター(個人的に知恵を授けたり、相談に乗ってくれる人)を見つけろとは、良くいうが、優れたメンターはどういった人であるか?

そこまで書かれているのが本書である。思わず、納得してしまった。

メンターになってもらいたい人に、たとえば「今まで教えていただけたことはとても感謝しています。これから継続的に私のメンターになっていただけませんでしょうか?」と言ってみるのである。

さて、あなたは人生にこういったことを何回いったことがある?

良書の凝縮

本書の引用や参考文献、紹介されている参考書を見ると、良書揃いである。

一部をあげてみた。いずれかの書籍で感銘を受けたプログラマも多いのではないだろうか?

そんな内容を凝縮して、伝えているのが本書である。一度、手にとっておいて損はないとオススメできる。

本書で幅広く概要を感じ取ってもらい、より詳細な知識を得るための参考書も紹介されている。

よって、今まで上記のような参考書を読んだことが無い人が、本書で興味を持って、新たなことを学ぶキッカケとなって欲しい。

プログラマのためのサバイバルマニュアル

プログラマのためのサバイバルマニュアル

Josh Carter、長尾 高弘

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