テレビは人生の無駄。だけど人生には無駄も必要。@HIROCASTERでございませう。
立花 岳志 |
本書はサラリーマンの会社勤めから解放され「ブログ」で生活していくために40歳の普通のおっさんが工夫して変貌を遂げたかという自伝的内容です。
驚異的な自己管理能力
会社を辞めたことによって、拘束時間がなくなります。1日24時間自分の考えたようにやりたいようにすることができます。
「何か重要なことを始める時には、『何をやめるか』とセットで決める」ことが大切です。
と語る立花さんは、ブログをスタートするときにテレビを見ることをやめたそうです。
よく「朝のテレビは時計代わり」という人がいますが、実際やめてみて、あれは完全な方便であることが分かりました。
というような時間の管理と自己管理をして月間160万PVのブログを1日3回更新しているそうです。朝4時30分に起きるという朝方生活もこの管理のたまものです。
学習意欲と行動から習慣へ
ビックリしたのは、この人は本当に40歳?と思えるほどのデジタルデバイスやライフハック系の学習力と吸収力、行動力です。
勝間和代氏が親指シフトを使っていることから、親指シフトを習得し、ブログ記事を書くスピードを上げます。
iPhoneやEvernoteをはじめ、Webサービスを駆使してライフログを徹底的に取得して、ふり返られるようにしています。知らないサービスはなかったのですが「え?こんなに使いこなせてるの?」と思うぐらい数多くのサービスを組み合わせて使っています。これは、本気でやらないとできない量です。
中年だから、先進的なサービスは無理だろとかそういうレベルの話ではありません。20代の若者でも、これだけ徹底して使えるか?という量なのです。
ライフハックツールは情報を集めれば知ることはできるけど、習慣化して使いこなすというのはかなりハードルが高くなります。実際に行動をし続けられる人でないといけません。立花さんはこれを数多くこなしているからすごい。
いくつになっても可能性はある
40歳という年齢のイメージを覆されました。サラリーマンから生活を変えることが出来て、親指シフトを習得して、ライフハックしまくる。そしてブログで日銭を稼ぐ。
そんなこと大抵の40歳は無理だろうと考えます。でも、20代の自分が感じるのは立花さんのようにやりたいことの優先順位を明確にして、時間を割くことを徹底すれば、何だってできるのだろうといえます。
立花さんのストイックな生き方に自分が恥ずべき所が多いです。今一度考えるチャンスを頂けました。
立花 岳志 |