オライリー本がAmazonの在庫から無くなるのを久しぶりに見た。それだけ人気なのであろう。
和田 卓人¥ 1,995
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この書籍の元の内容はクリエイティブコモンズのライセンスで公開されている。(*1)(*2)
その内容を日本語に翻訳したうえに、有名な日本人プログラマの書き下ろしが10本追加されている。
まさに「プログラマが知るべき107のこと」になっているのだ。
そしてなぜか、通称きのこ本と呼ばれている。
発売前からTwitter上では、この書籍を元ネタにしたパロディが盛り上がっていた。
書籍を読む前からニヤニヤしてしまったわけである。
それぞれの言語には、良い部分も悪い部分もある。
それに加え、特徴となる文化もある。
プログラマにはそれぞれ得意とする言語がある。
一つの言語だけでは視野が狭くなりすぎる。
流行の言語をやってみたり、仕事では使わない言語をやったりする。
こうすることにより、他言語から自分の得意とする言語にフィードバックができ、
新たなアプローチが生まれたりする経験をしているプログラマは多いのではないだろうか。
そんな多様な経験をしてきた有名なプログラマー(*3)たちが、何を大切にしてきたのか。どうすることが善なのかをエッセイとして綴っているのが本書である。
思わず「あぁ、そうそう。」と同意してしまう内容ばかり。
ピンとこなかった内容は、まだその境地には達していないのだろう。
そして、後学のために役立つことであろう。
個人的なメモをいくつか残しておく
- 関数型プログラミング言語を学ぶことの重要性(Scalaでもやってみるか)
- 美はシンプルさに宿る
- 他人よりまず自分を疑う
- 学び続ける姿勢
- 1万時間の訓練
- ハードワークは報われない
- Hello, Worldから始めよう
- テストのないソフトウェア開発はあり得ない
プログラマーだったら読んで欲しい。
ではなく、プログラムを書くことがある人間だったら読んで欲しい。と書き直そう。