タニタとオムロンの高価な体重計は、やせ型の人は体脂肪率を計測できない

ヘルスケア

国内大手メーカーの2社であるタニタとオムロンの体重計では、やせ型の人は体脂肪率をまともに計測することができません。ここでいう、やせ型というのは具体的にはBMIが18前後から下の人を差してします。これは筆者の実体験によるものです。

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コロナ禍で運動不足のため体重/体組織の測定を気にしはじめたら体脂肪が計測できていない

コロナ禍でテレワークが普及し、休日も、不要、不急の外出を控えるようになると運動不足を懸念しはじめました。そこで、所持していた購入当時のタニタでは上位機種である体重計RD-902で現状の体重と体組織の把握のため、計測をおこない、体重および体脂肪率を確認しました。

すると、日々の体脂肪率が常に5%だったのです。

この5%という数字は体重計が計測できる下限値であることを説明書と仕様を確かめると確認しました。つまり、5%以下だから計測できません。という数値を日々出していただけなのです。筆者が体脂肪率5%なはずないだろ?ボディビルダーじゃあるまいし…。と思い、こうして体重計を探す旅がはじまるのでした。

体脂肪率が5%ではずがない

体脂肪が5%ともなると内蔵脂肪と皮下脂肪もほとんどないため、日常的な生活ができるほどの筋肉がついている状態だと、筋肉の形が表面に露出してくるため、いわゆる6パックの腹筋であったり、顔のほほなどが、やせこけたような状態なはずです。参考までに男性の体脂肪率別の参考画像を下記に引用します。

人種的な遺伝子の差はあれど、どう考えても体脂肪率5%の体じゃありません。自己認識では15%ぐらいの体つきです。

なぜ体脂肪率に関心を向けているのか?

コロナ禍での外出が減ることにより、運動不足を懸念したことから、筆者は運動と共に筋トレなどの習慣をつけようとしました。よって、体重だけではなく、体脂肪率に目を向けることになりました。

なぜ、体脂肪率に目を向けることになるかと言うと、ほとんどの体重計が体重から体脂肪と骨量を引いた数値を筋肉量を計算するからです。せっかく筋力トレーニングをおこなっているのですから、筋肉量が増えていくことを確認することはモチベーションの維持にもなりますし、体脂肪率が下っていくことは、ダイエットとしての運動も実施できている確認になります。

タニタとオムロンの体重計は体脂肪率が常に5%だから指標にならない

運動と筋トレを習慣にしようとしたところ、常に体脂肪が5%と表示されるだけの体重計であるタニタのRD-902では、指標として利用できません。そこで、もうひとつの大手国内メーカーであるオムロンの上位製品であるHBF-701を家電量販店の店頭で計測させてもらったところ。タニタの体重計同様に体脂肪率が5%と表示されて、こちらもまったく指標にならないという判断をしました。

タニタの現行機種で上位モデルであるRD-801で計測しても体脂肪率は5%と計測されました。

スマホ連携機能の無い安価なエレコムの3,000円台の体重計の方が体脂肪率は11-12%と表示されていたため、まだ指標としては利用できそうでした。スマホなどでデータの蓄積と管理、記録を自動化したいため購入には至りませんでした。

タニタのサポートに体脂肪率5%はおかしいのでは?と聞いてみた

RD-902を所持していたので、タニタのサポートにこの体脂肪率の計測値はおかしいのでは?正しく計測する方法があれば、教えて欲しいというサポートを受けてみました。結果は、BMIが18前後と低い人は計測が正しくおこないづらいとの解答と得ました。体に電気を長して計測インビーダンス法で計測するため、風呂上がりでの計測を推奨されましたが、依然として計測される体脂肪率は5%と変わらないままでした。

ここで、私はタニタとオムロンといった国内のメーカー製の体重計は諦めることにしました。

インビーダンス法は誤差が激しい

そもそも、家庭用の体重計で利用される生体電気インピーダンス(BIA=Bioelectrical Impedance Analysis)は電気を体に流して、電気の流れやすさで計測するため、精度が高い方法とは言えません。従来、正確に体組成を計測する方法として「DXA法」と呼ばれるX線用いた計測方法があります。

指標になる体脂肪率が欲しい

インビーダンス法は誤差があるという前提からもで、家庭用の体重計で計測できる、体脂肪率は正確な体脂肪率として捉えるのではなく、1つの指標として捉えるべきです。ですが、その指標が5%という計測できる最低値として固定値であることは、筆者にとっては全く利用価値のない数字となってしまっていることが問題なのです。

高級機種inBody 450でも、まさかの体脂肪率4.7%

スポーツジムなので、場所によっては有料で利用できる約200万ぐらいする体成分分析装置inBody 450で計測を実施してみました。結果はなんと、体脂肪率は4.7%でした。inBodyは他の家庭用の体重計と同様の計測手法であるインビーダンス法を利用していますが、それなりに高精度な数値を期待していました。体脂肪率については、信用できない数値となりました。腹筋がシックスパックでもおかしくないよね?と思ってしまうほどです。体のどの部分に筋肉がついているか?などの値は参考にはなりましたし、納得できる内容でした。

指標にできる体脂肪率を計測できる体重計が欲しい

体脂肪の値が5%と固定値だと、筋肉量の測定結果もつられておかしいはずなので、筋トレしていてもモチベーションにつながらない。

よって、そもそも家庭用なので誤差はあれど、一定の数値を計算してくれる体重計/体組織計はないのか?という問題を抱えています。

おすすめの体重計など、ありましたら、ぜひ教えてください。スマホ(iOSのヘルスケア)連携できるものが良いです。

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