スタンディングデスク どれを選べばいいの? 注意すべきポイントは?

スタンディングデスクの選び方と注意点ヘルスケア

座りすぎによる死亡リスクの危険性についての記事を読まれた方は、スタンディングデスクを検討しているのではないでしょうか?

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デスクワーカー必見の「座りすぎが、いかに死亡リスクを高めるのか?」といった情報をもとに、対策法を解説します。IT業界の従事者だけならず、1日の多くの時間をパソコンの前で過して働く方には、環境を改善することに挑戦していただきたいと思います。

そこで、スタンディングデスクには、どんな種類があって、どのような特徴があるのかを解説していきます。

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最適は机の高さを計測する

スタンディングデスクだけではなく、机や椅子を購入する場合には、自分の体に最適な高さを知る必要があります。まずは、正しい姿勢を覚え、座っている時、立っている時、それぞれの高さを計測してください。

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計測した高さに調整できるかが、スタンディングデスクを購入するための前提知識となります。フットレストを利用したり、サンダルなどを履くことも考慮して2から3cmほど稼動幅を考慮しておくと良い買い物ができます。

スタンディングデスクの注意すべき罠

スタンディングデスクを利用する上で、個人的に非常に神経を使うことになった罠について、お伝えしておきたいことがあります。

デスクトップ型のワークステーションを利用していて、デスクの上以外に本体を配置する場合です。

この場合、座っている時、立っている時、それぞれの高さで利用できるようにケーブルの配線をしなければなりません。

ルンバなどのロボット掃除機を利用している場合は、長いケーブルを地面につくことなく、伸縮させる独特な配線の仕方になります。何も考えずに、デスクを上昇させてしまうと、事故が起きます。

スタンディングデスクの昇降タイプ

スタンディングデスクには昇降方式がいくつかあります。これによって価格が決まるといっても過言ではありません。

スタンディングデスクの昇降方式にはおおまかに以下の種類があります。

  • 電動タイプ
  • ガス圧タイプ
  • 手動昇降タイプ

価格も松竹梅という3プランになります。それぞれのタイプについて紹介していきます。

手動昇降式

手動で昇降するタイプのスタンディングデスクの特徴は

  • 電動に比べると安価
  • 電動モーターなどが無いので軽量
  • 調整をしなおすのが本当に面倒

この机では立った状態でしか作業はしないという決意があればベストなチョイスとなります。

Bauhutte BHD-1000H

ゲーミング家具などをつくっているメーカーです。スタンディングデスク向けのラックや棚なども販売しています。
この製品はキーボードスライダーが付属しているのが特徴です。
最大の高さが1175mm/1082mmなので、高さの調整幅が小さいのがネックです。御自身の体格を確認した上で検討しましょう。キーボードスライダーの最低位置も662mmなので日本人の体格としては、もうちょっと下までいって欲しい人もいるので注意です。

FlexiSpot スタンディングデスク 昇降デスク 手動式 ブラックH2B

FLEXISPOTからも手動式のスタンディングデスクが販売されています。こちらも稼動幅がやや狭めですが、クランクを回すだけで高さが調整できるので、それぞれの足を調整するスタンディングデスクよりは高さを変更するのは楽でしょう。

ガス圧式

多くのオフィスチェアの様にガス圧で昇降するタイプのスタンディングデスクの特徴は

  • 電動よりも安価
  • 耐荷重に注意する必要がある
  • 毎回、意図した位置にあわせるのに技量が必要

手動と電動の間をとった製品です。大手メーカーは制作しておらず、安価な家具を制作しているメーカーが中心です。そして、安いのは特徴的なメリットなのですが、選択肢が狭いのもデメリットです。

特に注意しなければならないのは、耐荷重です。デスクの上に複数のディスプレイをアームで設置したり、デスクトップマシンを置いたりする場合には、昇降させるのにひと苦労させられる可能性があります。

あと一歩で電動式に手が屆く価格帯なので、どうしても電源が取れない環境でなければ、個人的にはおすすめできません。

[山善] パソコンデスク (ガス圧昇降式) 幅100㎝(奥行72×高さ76-110㎝) スタンディングデスク 無段階昇降

電動昇降式

電動で昇降するタイプのスタンディングデスクの特徴は

  • 手動よりも高価
  • 電動部品により重量がある
  • 高さ調整が頻繁にしやすい

立ちながらの作業もできますし、座りながらの作業もできるのがポイントです。また、ステッパーやトレッドミル、フットレストやマットなどを足元に置いた状態にも調整できる高さについては万能です。

個人的には電動昇降式をおすすめします。メモリー機能のついた製品を利用すれば、それぞれの高さを記憶でき、すぐに変更することが可能なので、メモリー機能は必須です。

FLEXISPOT スタンディングデスク 電動式 E3B

私も愛用しているFLEXISPOTの電動式モデルです。昇降範囲が60-123cmと広くて、電動式の中では安価なのが特徴です。天板が選べるので、FLEXISPOTで販売されているものを取り付けるのも良いですし、IKEAなどで入手した天板なども取り付けすることができます。天板の取り付けは、木ネジで固定するだけです。

その他の高級モデル

その他の高級モデルを紹介しておきますが、個人で買うにはコストパフォーマンスが悪いのでおすすめできません。オフィスでの一括導入の場合におすすめします。

こちらは実際にオフィスで利用しています。使いごこちとしては、正直FLEXISPOTの製品と変りません。会社としては保証やサポートがしっかりしているので、大量に一括導入するのにおすすめです。

オプションで引き出しを付けているので、膝と引き出しが干渉して、自分の体を机の中央に配置することができません。こればかりは一括導入のため、仕方ありません。日本人は座高が高く机を低くする必要がある人が多いため、個人的にはオプションで引き出しを付けることはおすすめできません。

その他にも有名オフィス家具メーカーからも製品がでています。

イトーキはL字型のスタンディングデスクを販売しているのは珍しいです。

デスクと昇降台のあわせ技

立ち作業限定となりますが、安価にかつ、高さをある程度調整できる環境をつくるのに、高さの固定されたスタンディングデスクと土台を組み合わせるという方法があります。

  • 安価で、ある程度の高さ調整ができる
  • 座り作業はできない
  • 最適な高さの机を探すのが困難

家に作業スペースが豊富にあり、立ち作業できるスペースを安価に構築したい人にはおすすめです。

難点としては、自分の体に最適な高さの固定された既製品のスタンディングデスクを探すのが困難です。サンダルや靴を履くことで微調整をしたり、デスクの足元に土台を置くことによって微調整は可能です。

ですが、試行錯誤をしている時間など考えると、個人的にはガス圧タイプや電動昇降タイプのスタンディングデスクを購入した方が結果的にコストパフォーマンスが良いのではないかと思います。

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ディスプレイ用の土台

ディスプレイの高さなどは土台で調整することになります。

予算にあったスタンディングデスクの選択

スタンディングデスクの昇降方式と特徴について、解説しました。ご予算にあわせて、購入を検討してみてはいかがでしょうか?

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