ハッカーと画家 普通のやつらの上を行け

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「ハッカーと画家」はYahoo! Storeの前進となるオンラインストアシステムを構築した筆者の当時を振り返ったエッセイ集である。筆者はViawebというベンチャー企業でこのシステムをつくり、Yahoo!に買収された。当時の記事を見ることは今でもできる。

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普通のやつらの上を行け

ハッカーと画家

まず、PythonとJavaから始めよ、学ぶのが容易だから。真剣なハッカーはさらに、UnixをハックするためにCを学び、システム管理とCGIスクリプトのためにPerlを学ぶべし。そして本当に真剣なハッカーはLispを学ぶことを熟考すべきだ、と。

著者は天才LISPハッカーだ。業界標準のJavaなどを利用してシステムを構築している競合の上をLISPを使うことによって、上回った。その結果、Yahoo!へ買収されるまでに成長することができた。

競合企業がOracleの技術者を募集していれば、眼中にない。そんなビジネスの企業には絶対に勝てるからだ。本当のハッカーが指揮をとっている組織であればOracleは採用しないことを熟知している。そしてJavaも採用しない。Paythonを採用していれば、少し驚異に感じていたそうだ。LISPを採用している企業は見たことがないが、実際に当時見ていたら脅威として恐れていたそうだ。

LISPのマクロを使えば、他の言語のコード量よりも圧倒的に少なく、記述することができる。それは、機能をリリースするまでの時間を少なくすることができる問いことである。競合がPerlを使って3日で新機能をリリースすれば、翌日にLISPハッカー達は同様の機能をリリースする。

このように、LISPにだからこそできる武器を最大限に活用すれば、大きなアドバンテージを得ることができる。これは、ベンチャー企業にとって勝つためのベストプラクティスである。もちろん、ライブラリが他の言語に比べて少ないのは、欠点でもある。だが、本当のハッカーは環境(ライブラリの充実)よりも、道具そのものの秘めた能力を選ぶべきであり、使いこなせれば、環境はつくっていけるのであるから問題にならない。

そんなハッカー達の思考に近づくことができるのがこの書籍である。この充実したインターネットコンテンツを作り上げてきた時代のハッカー達を姿をのぞくことができる。

ハッカーと画家

どんな分野でも生産性の差はあるが、それが非常に大きい分野というのは限られる。プログラマ間の差はあまりに大きく、そのため上の方と下の方では別の種類のプログラマと言っても良いくらいだ。だが、これはプログラミング固有のものではないと思う。どの分野でも、技術は生産性の差を拡大する。

あなたは上の方?下の方?目指すのはどっち?

ハッカーと画家の一部がインターネットで公開されているようです。

ハッカーと画家 —Hackers and Painters—

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