マルチプロセッサ環境を設計するにあたって注意点をいくつか。
おそらく、ほとんどのプロセッサ増設目的は、
並列化可能部分の高速化を目指すことが目的であるはずなので、
対象としているシステムや処理の並列化可能部分がシステムの全体非理と比べて少ない場合は、効果はとても薄い
並列化可能部分とても多いシステムは、効果的な処理速度の向上が見込める可能性がある。
この速度向上率の求め方をアムダールの法則という
.
性能向上率を求めるには、F=対象とする処理のうち、並列化による高速化が可能な部分の割合(0≦F≦1)
N=プロセッサの台数(1≦N)
で、出される答えが、速度向上率となる。
並列処理が90%可能であり、100台のプロセッサ、200台のプロセッサの場合を計算すると、
100台の場合=9.17
200台の場合=9.56
プロセッサ数を100台から200台に増やしてもたかだかこの程度の高速化しか得られない。
100台のプロセッサを別な使い方をした方がシステム全体の高速化は図れそうですね。