プログラマ1人で完成できる仕事に、2人のプログラマを投入して、直感的に判断してペアプログラミングを拒否する人がいます。これには大きな間違いとリスクが潜んでいます。ペアプログラミングに対する真実を理解しましょう。
ペアプログラミングはコードを書く時間が15%増える
1999年にユタ大学でおこなわれた実験によれば、設計の時間を別にして、ソロプログラミングに対してペアプログラミングを実施したペアは平均して15%多く、プログラムを書く時間に費やしました。
では、なぜペアプログラミングを選択するのか?
将来的なテストと現場のリソース要求を減少させるためです。一般的なシステムにバグが見つかると業界のデータでは、33時間から88時間を修正に費やすそうです。これが、開発期間中に欠陥を修正すると0.5時間から88時間の時間を節約できることになるのです。したがって、ペアプログラミングは寿命の長いソフトウェアほど、コストと時間の削減するための選択肢となるのです。
ソロプログラミングと比べてどの程度高品質になるのか?
13人のソロ作業者と14人のペア作業者が6週間で4つの課題をおこなって、自動テストをかけたところ、平均してペアプログラミングを実施していた方が15%多く合格しました。ペアが作成したソースコードはソロで作成したコードよりも常に20%短かったそうです。オブジェクト指向のメリットを享受していることがわかります。これは将来的に、新機能が追加実装される際にも効果が発揮されるはずです。
その他のメリット
- ペアでプログラミングをしていれば、退職者が出ても、精通している人間は2人いるのでプロジェクトの安定性は増します。
- 幸せで楽しい仕事は、従業員は長く続けます。人材募集と新人トレーニングのコストは膨大です。9割以上のプログラマがペアプログラミングをしているときの方が楽しく仕事ができています。
- 一緒に作業するので、効率的なコミュニケーションをおこなわざる終えません。タバコばっかり吸っていたり、だらだらとインターネットしていることもペアがいるのでできません。
まとめ
実際にペアプログラミングをして、時間を計って、品質を計らずに、毛嫌いしていませんか?もちろん、ペアプログラミングも万能ではありませんが、評価する価値はあるのではないでしょうか?ペアプログラミングを実際にやる仲間を探して、この記事を見せてみてください。
参考資料
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